武田薬品 TAPの完全子会社化でアボットと合意
公開日時 2008/03/23 23:00
武田薬品工業は3月20日、米アボットとの折半出資会社であるTAPを完全子会
社化し、TPNA(武田ファーマシューティカルズ・ノース・アメリカ)と統合す
ることを発表した。アボットは販売中の前立腺がん治療薬ルプロンなどの資産
を獲得する一方、武田は販売中のPPIプレバシドのほか、その後継品となるTAK
-390MR(申請中)、同じくPPIのIY-81149、帝人から導入した痛風・高尿酸血
症治療薬TMX-67などの資産を保有し続ける。均等な価値での会社分割とするた
めの調整は、プレバシドや開発品の動向次第だが、武田の支払額は約15億ドル
(税込み)が上限となる見通し。