中医協・総会 新会長に遠藤久夫学習院大学経済学部教授
公開日時 2008/04/23 23:00
中医協・総会は4月23日、土田武史前会長が7日付で退任したことにともない、
新会長に公益委員の遠藤久夫・学習院大学経済学部教授を選出した。同日の総
会で支払い側と診療側委員双方が推薦した。就任に当たり遠藤会長は「実直に、
ひとつひとつ丁寧に、エビデンスを大切にしながら進め、必要とあらば決断し
たい」と抱負を述べた。
また、「厳しい財政制約のなかでは、公定価格の設定を誤れば医療提供に大き
な影響が及ぶ」と指摘。「中医協の機能は今まで以上に重要になってきている。
わが国の公的医療保障制度が適正に機能できるかは、中医協が適正に価格設定
をできるかにかかっていると言っても過言ではない」とし、医療経済実態調査
や改定結果検証部会の特別調査などのエビデンスをもとに、議論を進めていき
たいとした。