大日本住友製薬 営業利益12.6%減、ルラシドン海外開発本格化で
公開日時 2008/05/11 23:00
大日本住友製薬は5月9日、08年3月期通期決算を発表した。戦略4製品(ア
ムロジン、ガスモチン、プロレナール、メロペン)が前期比6.3%増収になる
など連結売上高は微増だったが、ルラシドン(統合失調症)の海外開発本格化
で研究開発費が膨らみ(15.7%増の473億円)、営業・経常利益は減益。投資
有価証券売却益の計上で純利益は13.2%増。
09年3月期は薬価改定の影響(100億円)や後発品が参入するCa拮抗薬アムロ
ジンが減少するものの、統合失調症治療薬ロナセン(4月発売)とARBアバプ
ロ(4月承認)合わせて40億円を見込むなど連結売上高は0.8%増を予想。し
かし、研究開発費が565億円と、さらに19.5%増加するため、減益となる見通
し。
〔連結業績(前期比)09年3月期予想〕
売上高 2639億9200万円(1.1%増)2660億円
営業利益 398億1300万円(12.6%減)305億円
経常利益 376億5700万円(12.8%減)305億円
純利益 255億9100万円(13.2%増)185億円
〔07年度(06年度)08年度予想、億円〕
アムロジン 636(592)570
ガスモチン 195(185)200
メロペン 148(143)145
プロレナール145(138)150
エバステル 111(114)105
スミフェロン60(64)65
キュバール 43(48)43
グロウジェクト43(48)45
ドプス 41(45)36
グリミクロン39(44)35
エクセグラン35(36)35
タガメット 33(39)28
アルマール 32(35)30
ルーラン 30(31)29
セディール 30(30)29
アンビゾーム25(13)40