アステラス製薬 08年度後半に腎性貧血治療薬の開発再開へ
公開日時 2008/05/14 23:00
アステラス製薬の野木森雅郁社長は5月14日の決算説明会で、臨床試験を一時
中断していた大型導入品の貧血治療剤FG-2216(アステラス開発番号:YM311)
/FG-4592(ASP1517)について、米国で今年度後半に再開する計画であること
を明らかにした。
また、FDAから2回目の承認可能通知を受領していた免疫抑制剤プログラフの
徐放製剤FK506MRの肝臓と腎臓移植の適応について、肝移植で見られた性差(
女性での安全性に関して男性と異なる結果が出た)がネックとなっていること
も明らかにした。FDAと継続して協議を進めながら、あらゆる選択肢〔男性の
み、男女(女性で追加試験)、申請取り下げ、腎移植のみなど〕を検討すると
した。