中医協・改定結果検証部会 今年度は後期高齢者や後発品の影響を調査
公開日時 2008/05/21 23:00
中医協・診療報酬改定結果検証部会(部会長:庄司洋子・立教大学大学院教授)
は5月21日、後期高齢者医療や勤務医の負担軽減策、後発品の使用状況など9
項目で診療報酬の改定結果を検証する特別調査の実施を決めた。
国民の関心が高いことや緊急課題であることなどから、08年度は▽病院勤務医
の負担軽減策の実態▽外来管理加算の意義付け見直しの影響▽後発品の使用状
況▽後期高齢者にふさわしい医療の実施状況(後期高齢者診療料・後期高齢者
終末期相談支援料)―の4項目が対象。結果次第で必要があれば改善するとし
ている。今後は、同部会で詳細な内容を詰めた後、秋には調査表を配布し、年
内から年明けに集計をする方針。
そのほか▽明細書発行の一部義務化の実施状況▽医療機関における医療機能の
分化・連携に与えた影響▽回復期リハビリテーション病棟入院料において導入
された「質の評価」の効果▽ニコチン依存症管理料算定保険医療機関における
禁煙成功の実態――などについては、09年度に調査を実施する。