厚労省 未承認薬を使った医療技術、高度医療評価会議で評価
公開日時 2008/05/28 23:00
厚生労働省は5月28日、今年4月からスタートした高度医療評価制度について
要件の適合性や評価を検討する高度医療評価会議(座長:猿田享男・慶應義塾
大学名誉教授)の初会合を開催。高度医療評価制度は未承認の薬剤や医療機器
を使用する先進的な医療技術や適用外使用を伴う医療技術を「高度医療」とし
て保険診療との併用ができる。評価会議では医療機関から申請のあった技術に
ついて、保険診療との併用が適切か安全性や有効性などを評価する。
06年の健康保険法の一部改正により、高度先進医療は先進医療に一本化される
ことが決まった。そのうち薬事法上適応外の医薬品や医療機器を含む高度先進
医療18技術が先進医療として認められず除外されるため、昨年から条件などを
検討してきた。対象となった18技術については、4月から「高度医療」の対象
となっている。今後は新たに申請された▽ロボット支援手術(東京医科大学病
院)▽腹腔鏡補助下肝切除術(岩手医科大学附属病院)の2技術の評価を進め
る。