バイオメッドコア 札幌医大とがんワクチンの共同研究契約を締結
公開日時 2008/05/28 23:00
東海大学発ベンチャーのバイオメッドコアは5月28日、札幌医科大学とがんワ
クチンの共同研究に関する契約を締結したと発表した。札幌医大の佐藤昇志教
授の研究成果であるがん抗原サバイビン2Bペプチドを、バイオメッドコアの持
つオリゴマンノースリポソーム技術に利用して、がんの治療用ワクチンとして
開発する。
サバイビンはアポトーシスとよばれる細胞死を阻害する蛋白質。活性を阻害す
ると、がん細胞のアポトーシスを促進し、がん組織の増殖を抑制することが動
物実験などで確認されている。正常の組織に存在しないことから、がんの抗原
のひとつとされ、がんの治療薬開発の標的分子として注目を集めている。