GSK 米FDA・諮問委員会がITP治療薬を全会一致で承認勧告
公開日時 2008/06/08 23:00
グラクソ・スミスクラインは6月6日、慢性特発性血小板減少性紫斑病(ITP)
治療薬プロマクタが米FDAのがん治療薬諮問委員会から全会一致で承認勧告を
受けたと発表した。新規のトロンボポエチン受容体刺激薬で、承認されれば同
疾患で最初の経口治療薬となる。
ITPは重篤な合併症を併発し、生命にかかわる疾患。プロマクタは1日1回経
口投与の薬剤で、慢性のITPで出血の発生頻度を低下させるために必要な血小
板数を増加させる骨髄細胞の産生を促進させる。諮問委員会では、同剤を使用
した患者で血小板数が増加し、出血の発生頻度の低下を示す臨床試験成績が議
論され、短期療法がリスクを上回る利益をもたらすと評価された。