薬価研・新薬小委 新薬算定の改善に一定の評価
公開日時 2008/06/15 23:00
日本製薬団体連合会保険薬価研究委員会の新薬小委員会によると、06年度に有
用性加算1の要件が緩和されたことにより、適用された5成分のうち4成分が
緩和の恩恵を受けていたことがわかった。
同加算は02~05年度までに1成分しか適用されなかったが、06年度ルール改正
で5成分(硫酸クロピドグレル=プラビックス、ペルフルブタン=ソナゾイド、
エンタカポン=コムタン、ペグビソマント=ソマバート、シナカルセト塩酸塩
=レグパラ)に適用され、プラビックスを除く4成分が緩和された加算要件に
該当したという。
加算率についても、有用性加算2では約2倍程度の明らかな増加が認められた
としている。
08年度には、さらに比較薬を原則収載後10年以内の新薬に改めたり、加算要件
の緩和及び加算率の拡大といったルール改正が行われたことから、同少委では
加算取得成分数の拡大、加算率改善など期待を示している。