中医協・部会 薬価制度改革論議がスタート、業界側からヒアリング
公開日時 2008/07/09 23:00
中医協の薬価専門部会(部会長:前田雅英・首都大学東京都市教養学部長)は
7月9日、日薬連が提案する新薬価制度案を含めた薬価制度改革議論をスター
トさせた。業界代表の長野明専門委員(第一三共常務執行役員信頼性保障本部
長)、禰宜寛治専門委員(武田薬品コーポレートオフィサー業務統括部長)が
ヒアリングを行った。
日薬連が提案した新薬価制度案は、新薬の薬価設定は基本的に現行のルールに
則ることや、後発品のない先発品の場合は一定要件の下で薬価を維持するエグ
ゼンプト・ドラッグ、特許失効後に維持をした期間の累積分の薬価を引き下げ
後発品に市場を譲るなどの方策が柱。そのときの市場への影響については1.7
兆円(新薬の評価改善が3.3兆円増、長期収載品の減少が11兆円増、後発品の
増加が6兆円増)と試算している。
厚労省によると、新薬価制度に関する本格的な検討は秋口からを予定。積み残
し検討事項となっているのは、▽市場拡大再算定のあり方▽薬価改定の頻度▽
特許期間中の新薬の薬価改定方式▽長期収載品の特例引き下げ――など。厚労
省・保険局医療課では、具体的な時期は提示していないが、「早い段階で結論
を出したい」としている。