米ファイザーが７月23日発表した08年４―６月期決算によると、売上高は前年
同期比９％増の121億2900万ドル、医療用医薬品は９％増の110億5300万ドル
（うち米国は２％減の43億8200万ドル）となった。純利益は、リストラ費用の
減少及びコスト削減効果、ドル安などを要因に119％増の27億7600万ドル。

最主力のスタチン系リピトールの世界売上は９％増、うち米国で１％増だった。
神経障害性疼痛治療薬リリカ、COX-2阻害剤セレブレックス、ED治療薬バイア
グラが好調だった一方、禁煙治療薬チャンティックスは米国で安全性情報を追
加した添付文書改訂が響き35％減となった。

〔４―６月、全世界―米国、百万ドル（前年同期比％）〕
リピトール　2976（９）1397（１）
ノルバスク　627（-２）42（132）
リリカ　　　614（52）335（55）
セレブレックス589（23）416（22）
バイアグラ　463（21）199（41）
キサラタン　436（12）119（-３）
チャンティックス207（３）109（-35）
スーテント　211（45）60（-２）