キョーリン 適応追加のキプレスや後発品の伸長で増収
公開日時 2009/05/13 23:00
キョーリンが5月13日に発表した08年度決算は、剤形追加(細粒剤4mg)や
成人アレルギー性鼻炎の適応追加をした気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療薬
キプレスや後発品事業などの伸長で、増収・営業増益となった。
一方、同社主力品の一つで自社開発品の過活動膀胱治療薬ウリトスは08年度、
競合の激しさから20億円の売り上げにとどまった。ただ、ウリトスは長期処方
解禁後(08年7月)の08年度第3四半期以降には月間売上高が2億円程度にな
ったという。09年度は売上高37億円を計画し、「じっくりやっていきたい」と
している。
【連結業績(前期比)、次期予想(前期比)】
売上高 908億8900万円(12.1%増)、964億円(6.1%増)
営業利益 89億5200万円(43.2%増)、115億円(28.5%増)
経常利益 92億800万円(38.6%増)、123億円(33.6%増)
純利益 20億3700万円(7.0%減)、73億円(258.3%増)
研究開発費 105億3100万円(2.7%減)、116億円
【08年度(前期比%)、次期予想、億円】
キプレス 252(31.9)274
ムコダイン 206(-2.5)215
ペンタサ 157(78.6)186
ケタス 50(-8.4)50
ウリトス 20(201.5)37
アプレース 15(-14.5)15
ロカルトロール 15(-13.4)14
バクシダール 4(-18.4)3
ガチフロ 7(-72.1)0
後発医薬品 62.64(23.1)87