薬価専門部会終了後 関係者コメント
公開日時 2009/06/03 23:00
日本製薬団体連合会の竹中登一会長(アステラス製薬会長)は、「(我々の主
張を)理解いただいたところが非常に多かった」と述べ、部会委員に感謝の意
を示した。「フランクに意見交換できた」とし、今後の進展に期待を寄せた。
日本製薬工業協会の庄田隆会長(第一三共社長)は、「良かったと思う。業界
の意見を皆様に理解していただけたのではないか」と話した。
日本製薬工業協会の長谷川閑史副会長(武田薬品社長)は、開口一番「よかっ
た」。「(業界案は)業界の利益だけを考えて提案しているわけではないと、自
信を持って言える」と強調した。
支払側委員の対馬忠明氏(健康保険組合連合会専務理事)は「(業界の薬価制
度改革案が)土俵に上ったのではないか。これまで不確定要素が多くあったが、
少しずつ詰めて来られたな、との印象だ」と語った。ただ、「業界案は土俵に
は上ったけれども、これから相撲になる」とも述べ、今後、厳しい議論をぶつ
け合いながら制度改革の方向性を探ることになるとの見通しを示した。
診療側委員の中川俊男氏(日本医師会常任理事)は「主張は以前から分かって
いる。だからといって賛成と言っているわけではない」と議論がさらに必要と
の姿勢を示した。