厚労省・木下経済課長 卸のコスト削減、価格競争は限界
公開日時 2009/06/07 23:00
厚生労働省医政局の木下賢志経済課長は6月5日、東京都内で行った講演で、
医薬品卸の営業利益率が1%台を切り、損益分岐点も80%を超えて高いことを
挙げ、「効率化努力は限界にきている」と指摘、価格競争からも脱する必要が
あるとの認識を示した。今後は、ユーザーが必要とする知識や院内・局内の物
流管理支援などのサービスを提供するといった新たな展開を求め、「他の卸に
とって代われないような密着したソリューションの提供」を一案に挙げた。