大塚製薬08年度個別決算 医療関連事業11.3%増収
公開日時 2009/06/22 23:00
大塚ホールディングスの子会社である大塚製薬の09年3月期(08年度)個別決
算が6月19日に発表され、医療関連事業は主力品の伸びにより売上高は2970億
3500万円、11.3%増となった。その中で50%もの伸びを示した抗精神病薬エビ
リファイは、適正使用情報の提供と剤形追加により処方が拡大し業績に貢献し
たとしている。
個別決算は、栄養食品などを含む消費者関連事業と医療関連事業からなる。全
体の7割近くを占める医療関連事業は主力品の伸びで2桁増。消費者関連事業
は景気の減速、個人消費の低下などの影響を受けて2.1%減の1434億300万円。
一方、アライアンスによる開発費用などが上乗せされたことで利益に影響する
形となった。
【個別決算(前期比)】
売上高 4404億3800万円(6.6%増)
医療関連事業 2970億3500万円(11.3%増)
消費者関連事業 1434億300万円(2.1%減)
営業利益 536億9700万円(18.1%減)
経常利益 573億8500万円(12.1%減)
純利益 333億7900万円(16.8%減)
研究開発費 858億300万円(42.4%増)
【08年度、億円(前年比%)】
ムコスタ 362.01(2.5)
プレタール 421.24(4.6)
エビリファイ132.11(52.1)