健保連 10年度概算要求基準で社会保障費の伸びの抑制なしを評価
公開日時 2009/07/02 23:00
健康保険組合連合会は7月2日、1日に閣議了解された10年度予算の概算要求
基準(シーリング)について、11年までに社会保障費の伸びを1.1兆円抑制す
るとした「骨太の方針2006」に基づく一律削減が行われないことを評価すると
の見解を発表した。
10年度の厚生労働省の概算要求基準は52.7兆円(09年度当初予算51.7兆円)で、
年金・医療の経費は25.1兆円。09年度までは毎年自然増分として2200億円の抑
制が求められていたが、10年度は自然増分の全額がそのまま認められ、前年度
当初予算額に1兆900億円を上乗せしている。