武田薬品とキャンバス CBP501の非小細胞肺がん対象にフェーズ2開始
公開日時 2009/07/07 23:00
キャンバス(静岡県沼津市)と武田薬品は7月7日、キャンバスが抗がん剤と
して創製したCBP501について非小細胞肺がん(NSCLC)を対象にしたフェーズ
2を開始したと発表した。
CBP501は、がん細胞の細胞周期の進行を阻害し、細胞自身の死滅を促す作用を
持つ(G2期チェックポイント阻害剤)。両社は、07年3月に同剤とそのバック
アップ化合物に関する共同事業化契約を締結している。
武田によると、NSCLCのフェーズ2は、米国での許可申請を目指し、米国、カ
ナダ、ロシア、アルゼンチンで進める。CBP501とシスプラチンとペメトレキセ
ドの3剤併用とCBP501を除いた2剤併用とを比較するオープン試験で、11年末
まで行う予定。日本では、フェーズ2の結果を踏まえて開発を検討するとして
いる。