FDA 新規成分の抗菌点眼剤ベシバンスを許可
公開日時 2009/07/08 04:00
米国FDAは5月28日、フルオロキノロン系抗菌点眼剤ベシバンス(ベシフロキサシン、ボシュロム)を許可した。適応は、眼科疾患では最もポピュラーな細菌性結膜炎。広範囲な抗菌作用を有する。
これまでのフルオロキノロン系抗菌薬のように、全身用の経口剤や注射剤が開発されて点眼剤に発展したものではなく、最初から点眼剤として開発されたもので、全身用の剤型はなく、結膜下あるいは前眼房内注射も不可である。ボシュロムは、コンタクトレンズのトップメーカーで、他にレンズケア用品、眼科用手術機器、眼科用医薬品の製品ラインを有する。ベシバンスは、同社医薬品部門とファイザーの眼科部門が共同販売する。 ーFDA News Release, May 28,09