米フォレスト・ラボラトリーズは、12年の主力品の抗うつ剤Lexapro(escitalopram)の特許切れの影響を最小限にとどめる自信を示している。これは、すでに承認された2製品を含め、6製品の上市を計画しているためで、今後の成長につなげる自信をも示している。このほど、開催された同社R&DデイでHoward Solomon CEOが明らかにした。
Lexaproの09年売上は20億9900万ドル。同社の全売上40億ドルの約半数を占める。
しかし、同社のパイプラインは豊富だ。すでに承認された高血圧治療薬のBystolic、線維筋痛症治療薬のSavellaをはじめ、開発・申請段階の薬剤も多い。
ニコメッドから導入のCOPD治療薬のDaxas(roflumilast)、Cerexaの買収により獲得した抗生物質のcefrarolineを昨年申請している。さらに、Almirallと共同開発のムスカリン拮抗薬aclidiniumがフェーズ3で12年初頭に申請予定、Almirallからの導入品であるCOPD治療薬のLAS100977がフェーズ2、Ironwoodと共同開発のIBS治療薬linaclotideが11年初頭に申請予定だ。