【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

8月度医師の新規処方ランキング DPP-4阻害薬など糖尿病薬が4位まで独占

公開日時 2010/09/06 04:02

本誌による8月度の医師の新規処方ランキングは、DPP-4阻害薬のジャヌビア(万有製薬)、エクア(ノバルティス)、ネシーナ(武田薬品)の3製剤が1位から3位までを独占した。また、4位には二相性インスリンアナログ製剤のノボラピッド70ミックス(ノボノルディスク)が入り、4位まですべて糖尿病治療薬となった。


DPP-4阻害薬を新規処方した理由をみると、上位にランクされた3製剤ともに、新規の薬理作用や既存薬と比較した有効性などが多い。MRの活動姿勢も比較的評価された。一方、4位に入ったノボラピッド70ミックスは4月26日に発売されたもの。これまでのノボラピッド30ミックス(超速効型3:中間型7)に加えて、50ミックス(同5:5)、70ミックス(同7:3)の3製剤が揃った。なお、なお、超速効型成分の配合比率が高い製剤ほど食後の血糖効果作用が大きく、中間型成分の配合比率が高い製剤ほど食間の血糖降下作用が持続するという。処方理由としても、こうした薬理作用と有効性が評価された。


◎8月度病院薬剤部の採用トップはビクトーザとリリカ


8月度の病院薬剤部の新規採用ランキングでは、GLP-1受容体作動薬のビクトーザ(ノボノルディスク)と帯状疱疹後神経痛治療剤リリカ(ファイザー、エーザイ)がトップとなった。


ビクトーザは2型糖尿病治療薬で国内初のGLP-1受容体作動薬として6月11日に発売された。食事療法、運動療法に加えて、スルホニルウレア(SU)剤を使用して十分な効果が得られない患者向けの注射剤。1日1回の皮下注射で優れた血糖改善効果を示す。リリカは6月21日に発売された新薬で、ファイザーとエーザイが共同プロモーションを行っている。従来の疼痛治療薬とは異なる新しい作用機序を有する。


本調査はMonthlyミクスが毎年行っている新薬採用アンケートに回答頂いた病院薬剤部から50病院(国公立、自治体、準公的、民間など)に定点観測をお願いし、毎月ごとの新薬採用・採用停止品目について集計した。臨床医についてはエムシーアイの協力により、内科系医師人についてインターネットより回答を得た。

調査データの詳細および臨床医・薬剤部のコメントはミクスOnlineに掲載しております。


新規処方ランキングはこちらから

病院薬剤部の採用ランキングはこちらから

 

プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
関連ファイル

関連するファイルはありません。

【MixOnline】キーワードバナー
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(2)

1 2 3 4 5
悪い 良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事

一緒に読みたい関連トピックス

記事はありません。
ボタン追加
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー