大日本住友製薬 MR全員にiPhone導入 顧客満足度向上が狙い
公開日時 2010/09/21 04:01
大日本住友製薬は9月17日、多機能携帯電話「iPhone」を全MR1430人(6月末現在)に導入すると発表した。これまでノートパソコンを活用していたが、起動時間が早く機能的なiPhoneも携帯させることでMRの情報対応力を高め、より迅速で的確な営業につなげる。10月から順次導入する。
今回のiPhoneの導入総数は約2000台。全MRに加え、営業本部の出張の多い社員、営業本部以外の部門長、役員に導入する。iPhoneのコンテンツは基本的にノートパソコンと同様で、具体的なコンテンツは▽自社製品の基本情報閲覧(各種改訂案内、添付文書、インタビューフォームなど)▽副作用、相互作用の検索▽Webサイトにおける各種情報検索▽PCメールの閲覧、送受信▽自社製品の納入実績の照会▽営業報告書の入力▽eラーニング――など。環境が整い次第、随時機能を拡大・強化する。
同社はMRへのiPhone導入について、「業務の効率化と、迅速対応による顧客満足度の向上がねらい」とコメントしている。例えば、医師のニーズに応じて医師の目の前で情報検索・情報提供したり、「納入実績の照会」で自社品の納入状況を確認したうえで、的確に当該製品の情報を提供することを想定している。なお、ipadの導入は「未定」という。