第一三共は３月７日、４月１日付で営業本部を含む組織の改正を行うと発表した。その中で営業活動に関する規制が強まり、面談の機会が制限されることに対応するため、iPadなどの活用も含めた効率的かつ効果的なMR活動を推進する「研修情報部」を本社医薬営業本部に新設する。

発表によると、同部の新設について「営業活動に関わる規制拡大に対応し、MR活動の高度化推進を担う本社機能を強化するため」と説明。同部は「人材育成、製品関連研修およびメディアコミュニケーション機能等」を担い、同社MRが持つiPadのコンテンツづくりも視野にあるという。

なお、第一三共エスファでは「営業本部」を廃止する。「意思決定の迅速化を図るとともに、組織階層をフラット化し、トップマネジメントを強化するため」と説明している。なお、エスファは４月２付で、取締役営業本部長の義若博人氏を社長に昇格させる。