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面接の応募者は懸命だろうが、面接官も必死なのだ

公開日時 2012/11/01 04:00

イーピーエス株式会社
榎戸 誠

 

【中身で勝負か】
人間は中身で勝負すべきという正論があるが、ごく短時間で勝負が決まってしまう面接では、そうとばかりは言っていられない。採用する側の企業も、面接を通じて、少しでも優秀な人材を確保したいと必死だからである。面接官は「見た目で応募者を見抜くプロフェッショナル」なのだ。

 

【見た目も大事】
そこで、見た目で損をしないように、『就職活動を勝ち抜く「見た目力」――面接試験に必ず通るための「自分」を見せる秘テクニック』(竹内一郎著、アスペクト)に目を通しておこう。

 

【見た目とは】
見た目とは、美醜のことではない。喋り方、表情、仕種、立ち居振る舞いなどの「非言語情報」の全てをひっくるめたものだと、著者が定義している。

 

【面接を受けるときのポイント】
著者は、「面接で『ありのままの自分』を見せる必要はない!」と強調している。面接で自分を飾らず、自分らしい言葉で語る人がいるが、自分らしさに拘り過ぎて損をしている人も多いというのだ。

 

「第一印象の『見た目』が、大きな判断基準になる理由」は、初対面で好印象を持ったら、その後もその印象が続き、悪印象を抱いてしまったら、その印象が持続してしまう「初頭効果」のせいだというのである。しかも、面接の第一印象は入室してから着席するまでの10~15秒で決まるといわれているので、油断できない。そして、面接の最後に笑顔を見せることが大きなポイントだというアドヴァイスが添えられている。

「『目』『目線』が、初対面で好印象を与える大きな要素となる」のは、人間の感情は「目」に強く表れるからである。ただし、アイ・コンタクトは1回5秒以内にとどめるよう勧めている。話し相手の「目線」の動きも要チェックだと述べている。

「話し方で相手の印象は大きく変わる」が、好印象を与える話し方はトレーニングで身に付けることができると主張している。

面接官の気持ちについて、「相手が『繰り返す』『うなずく』『相槌をうつ』のは好意がこめられている」サインであり、一方、「必要以上の『繰り返す』『うなずく』『相槌を打つ』は飽きている証拠」だというのだ。また、「相手が腕を組むのは、不満を感じている可能性がある」そうだ。

「『間』を取ることで、言いたいことが伝わりやすくなる」、そして、この間の取り方の練習にはボイス・レコーダーが最適だと強調している。

「相手の話したい気持ちを削ぐ、マイナスな表現をしないようにする」ことの重要性を、マイナス表現の具体例を示しながら、説明している。

「身体のスタイルよりも、姿勢に気を配る」こと、「笑顔をつくるだけで、プラス思考になることができる!」も、有益なアドヴァイスだ。

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