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抗血小板薬の中止遅れで手術・検査延期に 日本医療機能評価機構が注意喚起

公開日時 2019/04/16 03:50

日本医療機能評価機構は4月15日、手術や出血を伴う検査の前に抗血小板作用のある薬剤の中止指示が遅れ、手術や検査が延期になった事例が報告されていると発表した。「医療安全情報」(No.149)で医療従事者に注意喚起した。

2014年1月から19年2月末までに7件報告された。この中で武田薬品の抗血小板薬・タケルダ配合錠(一般名:アスピリン、ランソプラゾール)が関係して起きた1件は、外来主治医が問診票に「抗血小板薬内服あり」とされていたことを見落とした上、研修医が同剤を胃薬と勘違いし、持参薬報告書に「アスピリン 7日間休薬が必要」との記述も見逃したというもの。検査当日に、検査室の看護師が患者への確認で同剤を服用していることが判明し、予定していた気管支鏡検査による生検は中止となった。

これらは、手術前や出血の伴う検査を行う前には中止すると医療機関が取り決めた薬剤で起きたもの。報告のあった医療機関では▽手術・検査の際に休薬する薬剤の一覧表に成分名を記載し、院内で周知する▽手術・検査を計画した際、患者の内服薬を把握し、中止する薬剤がないか確認する――との対策が取られたという。

報告された7件は以下のとおり(カッコ内は一般名/延期した手術・検査/理由)。

▽タケルダ配合錠(アスピリン、ランソプラゾール配合錠/気管支鏡検査/外来主治医は問診票を見落とした。研修医はタケルダ配合錠を胃薬だと思っていた)
▽タケルダ配合錠(アスピリン、ランソプラゾール配合錠/尿管結石症の検査の延期/患者から服用している薬剤はないと聞いていたが、入院当日に内服薬があることが分かった)
▽ロコルナール(トラピジル/肺がんの検査/院内の採用医薬品ではなく、抗血小板作用があることに気付かなかった)
▽ロトリガ粒状カプセル(オメガ-3脂肪酸エチル/乳房切除術・センチネルリンパ節生検/院内の採用医薬品ではなく、抗血小板作用があることに気付かなかった)
▽プラビックス錠(クロピドグレル/脳神経外科手術/中止指示を出し忘れていた)
▽ペルサンチン錠(ジピリダモール/扁桃摘出術/中止指示を出し忘れていた)
▽アスピリン(アスピリン/大動脈弁置換術/ワーファリンとアスピリンを内服していたが、ワーファリンのみ中止指示を出した)
 
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