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ヘリオスとニコン 資本・業務提携を拡大 再生医療の実用化加速で

公開日時 2019/07/12 03:50
ヘリオスとニコンは7月10日、ヘリオスが開発中の再生医療の実用化を加速するため資本・業務提携を拡大したと発表した。ヘリオスは、米アサシス社が創製した幹細胞製剤「HLCM051」の日本での開発と販売権を獲得し、脳梗塞急性期の二次障害を抑える細胞治療などの治験を進めている。厚労省の「先駆け審査指定制度」の対象品目。ニコンはヘリオスの40億円の第三者割当を引き受ける。ヘリオスは、ニコンの細胞受託製造の推進に協力し、複数のパイプラインをニコンで受託生産することに関し協議する。それにより早期実用化を図る。

「HLCM051」は、ヒト骨髄由来の細胞製剤。ヘリオスが既に複数の治験を進めている。製品の製造権はアサシス社が保有しているが、日本での製造に関してはニコンの完全子会社・ニコン・セル・イノベーションが製造を受託することになっている。

同製剤は免疫抑制剤が不要。静注投与後は、体内へ蓄積することなく消失することが確認されているという。脳梗塞急性期に対しては、アサシス社がアメリカとイギリスで治験を実施し、患者に対する安全性と、脳梗塞を発症してから早期において治療効果が期待されることが示されたという。免疫応答の場である脾臓で炎症免疫細胞の活性化を抑制することにより、炎症や免疫反応を抑えて神経細胞の損傷を抑制するとされる。日本での開発状況はフェーズ2/3で、脳梗塞発症後36時間以内の患者を対象に、「HLCM051」あるいはプラセボを、静脈注射で1回投与による治験を行っている。 
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