武田薬品 アムジェン日本法人を買収、抗がん剤・バイオ医薬強化へ

公開日時 2008/02/04 23:00
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武田薬品は2月4日、世界的なバイオ医薬品企業である米アムジェン社と株式
譲渡契約を締結し、同社の子会社であるアムジェン日本法人を3月末までに買
収すると発表した。アムジェンは武田が出遅れていたバイオ医薬品や抗がん剤
などの豊富な開発力や高い専門性を有することから、同領域の開発パイプライ
ンが強化されることになる。買収額は非開示。

武田はアムジェン日本法人の買収と同時に、米アムジェンが保有する血管新生
阻害剤モテサニブ(開発コード:AMG706、マルチキナーゼ阻害剤)や完全ヒト
抗体パニツムマブなど欧米で開発中の13品目の導出契約も締結した(開発品名
は2品目以外は非開示)。ライセンス契約した品目はがん、炎症、疼痛などの
疾患領域の抗体医薬が中心。

これにより、当面アムジェン日本法人は、武田に導出した品目の開発業務を担
当することになる。武田はモテサニブについて日本での独占的開発・販売権に
加え、海外で米アムジェンとの共同開発・販売権を取得。海外販売から得られ
る利益は2社で等分する。モテサニブ以外の品目は日本での独占的開発・販売
権を獲得する。

米アムジェンは1984年にキリンと合弁会社を設立し、日本市場に参入。同年エ
スポーを発売し、続いて86年にグランを市場投入した。国内での両社による共
同販売品は5品目で、現在開発中の「AMG531」についても共同契約を結んでい
る。アムジェン日本法人は93年に創業。社員数は161人で、うち研究開発スタ
ッフが100人を超える。

モテサニブの開発にあたっては、武田がアムジェンに契約一時金として1億ド
ルを支払うとともに、日本での開発費用全額と海外での開発費の60%を負担す
る。モテサニブ以外の品目の開発では、契約一時金2億ドルを支払うとともに、
日本での開発費全額と海外での開発費の一部を最大3億4000万ドルまで負担す
る。アムジェンは契約対象の全品目について、日本でのコ・プロモーションの
権利を有する。

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