エーザイ 認知症支援連携協定を横浜市と締結 ＭＲが多職種連携サポートも
公開日時 2013/08/30 03:52
エーザイは８月29日、横浜市と「認知症を地域で支えるまちづくり連携協定」を締結したと発表した。認知症を正しく理解する「認知症サポーター」養成講座への一般向け資材提供や、ＭＲが間に入って行政ほか医療、介護関係者などの多職種連携のための会合の開催支援などといった取り組みを行う。
同社は、同様の協定を横浜市の中でも最も高齢化が進み、認知症対策に積極的に取り組んでいる旭区と締結して活動をしてきたが、今回、これを市全域に広げる。
同社は08年から、病気になっても安心して暮らせる「まちづくり」活動を国内事業の一環として全国で行っている。自治体との協定の形をとっているのは横浜市旭区と同市だけだが、全てのＭＲに何らかの形で街づくりを支援するよう促しており、全国で約300の活動が行われているという。認知症健診の仕組みづくり支援、徘徊や暴言など周辺症状「BPSD」対応マニュアルの作成支援といった活動もある。
エーザイによる旭区の連携をはじめとして認知症支援のまちづくりについては、MONTHLYミクス2011年４月号特集「患者が求める薬物治療 知られざるニーズを掘り起こせ」の中で取り上げました。
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