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医師が欲しい情報 MRからは「新薬の承認情報」 ネットからは「診療ガイドライン」

公開日時 2015/03/16 03:52

医師がMRから得たいのは“日々変化”の情報、医師がインターネットから得たいのは“公開済みの情報”――。 製薬企業の市場調査部門担当者の団体であるファルマミーティングはこのほど、このような調査分析レポートをまとめた。MRから得たい情報のトップは「新薬の承認情報」で医師の過半数を占め、日々変化のあるリアルタイムの情報を求めていると分析している。一方、ネットから得たい情報のトップは「診療ガイドライン」で、医学成書などに明文化されている医療に関する基本的な情報、広く公開されている情報を得たいと考えていると分析している。

調査は外部調査会社のパネル登録医師を対象に行った。調査時期は2014年3月。方法はオンライン調査(完全無記名式)。有効回答数は278人で、内訳は大学病院勤務医70人、一般病院勤務医136人、開業医72人。臨床医の情報収集方法としてネットが一般化し、MR活動に変化を与えることが確実ななか、医師が臨床現場で必要とする情報をMR、ネットそれぞれから何を得たいのかを把握する目的で調査を行った。

ネットよりもMRから得たいと思う情報を聞いたところ、上位から、「新薬の承認情報」(回答率50.4%)、「講演会、研究会情報」(49.3%)、「臨床データ(新薬)」(42.4%)、「既存薬の新規適応・剤形追加などに関する情報」(41.7%)、「安全性情報(新薬)」(38.1%)――となった。

一方で、MRよりもネットで得たいと思う情報では、「診療ガイドライン」(44.6%)、「疾患・治療に関する情報(特定の薬剤に依存しない)」(33.5%)、「臨床データ(新薬)」(33.1%)、「学会情報」(33.1%)、「安全性情報(新薬)」(28.1%)――となった。新薬の臨床データや安全性情報はMR、ネットの両方の媒体から得たい情報であることもわかる。

また、属性別に見てみると、開業医がネットから得たい情報に特徴があり、診療ガイドラインに続く2番手に「医療制度」が36%と高い割合で挙がった。開業医は経営者としての顔も併せ持つことが背景にあるとみられる。

この調査分析レポートの詳細は、ミクス3月号にSpecial Report「MRおよびインターネットを介した情報収集意向に関する医師の意識調査」として掲載している。ミクスOnlineでは、こちらから閲覧できる(有料会員限定)。

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