メディパルHD・15年度業績 売上3兆円突破 医療用薬卸事業は3位に下落
公開日時 2016/05/17 03:51
メディパルホールディングスが5月16日に発表した2016年3月期(15年度)決算では、医療用薬卸事業の伸長に加え、化粧品・日用品、一般薬卸事業も訪日外国人によるインバウンド消費の拡大などもあり売上高は5.4%増の3兆0281億8700万円と、3兆円を突破した。この中で主力の医療用薬卸事業は2兆1234億3900万円、4.2%の増収となったが、同事業売上高では新規C型肝炎薬の売上が大きく貢献したスズケンに越され3位となった。16年度予想はHD売上高は3兆円台を維持し、4大医薬品卸の中では唯一の増収増益を計画した。
【15年度連結業績(前年同期比)16年度予想(前年同期比)】
売上高 3兆0281億8700万円( 5.4%増)3兆1030億円(2.5%増)
営業利益 422億8300万円(28.9%増) 425億円(0.5%増)
純利益 307億7100万円(29.9%増) 310億円(0.7%増)
4大医薬品卸の15年度決算・医療用薬卸事業業績
【売上高 (前年同期比) 営業利益(前年同期比)】
アルフレッサHD 2兆2907億8300万円(3.9%増) 409億9700万円(49.2%増)
スズケン 2兆1284億5800万円(13.5%増) 195億9000万円(210.8%増)
メディパルHD 2兆1234億3900万円(4.2%増) 245億3300万円(39.7%増)
東邦HD 1兆2554億3100万円(13.1%増) 273億1500万円(230.1%増)