親の処方薬を自分の判断で子どもに投与 母親の約3割が経験
公開日時 2014/02/26 03:51
くすりの適正使用協議会はこのほど、中学生の子どもを持つ母親500人を対象にした医薬品の適正使用に関する意識・知識調査の結果を発表した。それによると、自分または父親が処方された医薬品について、母親自身の判断で量を加減して子どもに飲ませたこと経験がある人が33.8%。また、37.6%が子どもの飲む薬の量を自分の判断で増減させた経験があった。親の間違った意識・判断で、子どもが適正使用できていないおそれが浮かび上がる結果となった。
調査は、中学校教育で「くすりの教育」が2012年度に導入されてから2年が経過するのを前に、中学生の医薬品使用の取り巻く環境を明らかにする目的で、1月にインターネットで行われた。なお、この調査で、中学校で「くすりの教育」が行われていることを知っていたのは6%だった。