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AZ・ヴォックスストラム社長 25年にMRの営業車100 %電気自動車に切り替え 保有台数は削減へ

公開日時 2021/10/21 04:52
アストラゼネカのステファン・ヴォックスストラム社長は10月20日の記者会見で、2025年にはMRの営業車を全て電気自動車に切り替える方針を明らかにした。同社が掲げる「アンビション・ゼロカーボン」の一環として実施する。21年末までに100台、22年末には500台を順次電気自動車に切り替える。また、現在1800台ある営業車(85%がハイブリッド車)については「No Car」や「Car Share」で保有台数を削減する。ヴォックスストラム社長は、「すでに101人のMRと営業所長が営業車を使わないということに手を上げた」と明かし、医療機関の訪問時は公共交通機関。カーシェア、レンタカーの利用に切り替えたと紹介した。

ヴォックスストラム社長はこの日の会見で、同社の「ゼロカーボン達成」に向けた取り組みを説明した。同社は「アンビション・ゼロカーボン」を掲げ、2025年までに自社事業からの温室効果ガス排出ゼロの実現(グローバル規模)と、2030年までにバリューチェーン全体でカーボンネガティブを達成する目標を掲げている。このため最大10億ドルの投資を行う方針だ。これにより「人々の健康」、「地球の健康」、「ビジネスの健康」を実現する企業を目指す。

◎40台の電気自動車を納車 手上げで101人のMR・所長が「No Car」「Car Share」に

日本の取り組みを紹介する中でヴォックスストラム社長は、営業車を100%電気自動車に切り替える方針を示した。環境面からハイブリッド車の導入が進んでいる同社だが、これをカーボンゼロの電気自動車に順次切り替える。すでに40台の電気自動車が納車されたことを明らかにし、年末までに100台まで保有台数を拡大する。一方でヴォックスストラム社長は、「本当に車が必要なのだろうか。そこも考えていかないといけない」と表明。続けて、「例えば医療従事者と面会する時に、東京では地下鉄を使うことができるため、必ずしも車に乗る必要はない。その方がずっと効率が良い」と語った。さらに「郊外ではカーシェアリングを使うこともできる」と述べ、すでにMRと営業所長の一部の手上げにより、営業車の利用をやめ公共交通機関やカーチェアリングの利用に切り替えたことを明らかにした。

◎「Mymizuチャレンジ」で使い捨てペットボトルを削減


このほか同社は、サステナビリティを前進させる従業員の取り組みとして、紙の使用やペットボトルの削減に動き出している。紙の使用についてヴォックスストラム社長は、「400万枚の紙の印刷を削減した」と報告。使い捨てプラスチックの削減については、「Mymizuチャレンジ」と題し、自前のウォーターボトルを持参して使うなど、「ペットボトルを買わずにゴミを減らす」活動に300人がアプリで参加し、9700本のペットボトルを削減したと強調した。

また、新東京オフィス(東京・田町)において100%実質再生可能エネルギー電気の利用を開始するほか、同社の米原工場(滋賀県)においては、敷地内にソーラーパネルを設置し、工場の使用電気の20%を自家発電で賄う計画も明らかにされた。
 
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