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協和発酵キリン 進行期パーキンソン病治療薬「KW-6500」 フェーズ3で有効性確認

公開日時 2011/01/21 04:01

協和発酵キリンは1月20日、進行期のパーキンソン病治療薬として開発してきた「KW-6500」(アポモルヒネ塩酸塩水和物)の国内フェーズ3で有効性を確認したと発表した。申請準備に入ったとも発表したが、いつまでに申請するかなど具体的な計画は明らかにしていない。同剤の日本の対象患者数は約1万人。

同社によると、進行期は重篤な患者が多く、既存薬が効きにくくなってしまい、運動機能が低下するおそれも強くなる。同社はKW-6500の特長について、パーキンソン病の症状がコントロールされている状態を指すOn時間と、薬剤が効いておらず震えやこわばりなどの症状が再び現れる状態を指すOff時間の、いわゆるOn-Offの症状を短時間のうちに改善する新薬、と説明している。

フェーズ3試験は進行期パーキンソン病患者28人を対象に実施した。まずKW-6500を12週間、皮下注にて投与した後、クロスオーバーデザイン(治験参加者は2つか、それ以上の順序を無作為に割付けられ(治験薬と対照薬を投与する時期をずらす)、それぞれの効果を治験参加者内で評価する方法)にてKW-6500とプラセボの二重盲検比較試験を実施し、有効性を比較検討した。主要評価項目は治験薬投与前後の運動機能スコアの変化量とし、統計学的に有意な臨床効果が確認されたとしている。
 

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