抗パーキンソン病薬ヴィアレブ 処方増意向は8割超
第一選択意向も6割弱だが、導入の煩雑さや副作用管理がネック
公開日時 2025/05/01 00:00
指定難病であるパーキンソン病は、脳におけるドパミン産生細胞の消失によって引き起こされる進行性かつ慢性の神経障害であり、主な症状として運動緩慢、振戦、筋強剛などの運動症状、睡眠障害や自律神経症状などの非運動症状がある。進行すると、運動機能および非運動機能の日内変動(wearing-off現象)やジスキネジア(不随意運動)などの運動合併症が発現する。日内変動とは、薬が効いている時間(オン)と効いていない時間(オフ)で症状の差を感じるようになることを指し、オフ状態の間は振戦やこわばりが再び出現し、動作がさらに困難になる。パーキンソン病の薬物治療ではレボドパ/カルビドパ(LD/CD)の併用が標準治療とされているが、進行に伴い頻回な服用が必要となるほか、経口薬、貼付薬、皮下注射剤といった薬物治療では適...