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IFPMA 世界保健デーでWHO支持を表明:薬剤耐性菌問題

公開日時 2011/04/20 04:00

国際製薬団体連合会(IFPMA)は4月7日、WHO(世界保健機構)の「世界保健デー」(同日)を迎えるに当たり、今年のテーマである「薬剤耐性(AMR)と戦おう」キャンペーンを支持するとの声明を発表した。


IFPMAは、同日、世界中で蔓延するAMRについてのポジションペーパーを発表、そのなかで、AMRの原因は、①抗生物質の過剰な使用、②時間がかかる検査機器―の2つを上げ、この問題に対処するには、新規治療法が十分に供給されない科学的・規制上・財政上の要因について議論を深め、製薬企業に対する耐性菌分野での医薬品開発を奨励する方法や抗生物質の責任ある処方・使用を確実にする方法が必須としている。


IFPMAのDavid Brennan会長(アストラゼネカCEO)は、「AMRの問題は誰もが単独で解決できるものではない」とし、政府、学界、業界、患者団体等が一致団結して対処する必要性を強調、「R&D指向型製薬企業は公衆衛生面でAMR問題の解決への役割を持つが、多くの関係者の協力も必要とする」と呼びかけた。


IFPMAは同日の声明で以下を誓った。
① (AMRに対応する)新規抗菌剤開発に寄与するR&Dプログラムへの投資の続行。
② (AMRに関する)教育、予防、イノベーション、財政支援などの分野でWHOなど国連機関、各国政府、ヘルスケア供給者、NGOなど関係者との連携強化。
③ 抗生物質の適正使用を推奨するWHOの業務の支援。

 

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