富士フイルムが富山化学を買収へ ほか
公開日時 2008/02/29 00:00
富士フイルムが富山化学を買収へ医療用医薬品事業に新規参入富士フイルムは2月13日、富山化学を1000億円超で買収し、医薬品事業に本格的に参入すると発表した。富山化学の筆頭株主で22%の株を保有する大正製薬とも業務提携し、3社による協業体制を敷く。富山化学の創薬技術と富士フイルムの診断技術などを融合し、予防、診断、治療まで網羅する総合ヘルスケアカンパニーへの飛躍を目指す。国内市場が低迷する中で、富士フィルムが中堅の製薬メーカーを買収したことで、異業種企業も巻き込み、製薬業界の再編が加速する様相を呈してきた。創薬力と成長性を評価富士フイルムはメディカル・ライフサイエンス事業を戦略的事業のひとつと位置づけ、診断領域を中心に事業拡大を進めてきた。一方、富山化学はインフルエンザ治療薬「T-705」の開...