全日病・佐々会長 四病協統合「ハードル多い」
公開日時 2003/06/09 23:00
全日本病院協会(全日病)の佐々英達会長は6月7日都内で開いた定期代議員
会で、四病院団体協議会について、「統合はハードルが多く難しい。現在でも
四病協はひとつの団体のような活動をしてきており、統合に近い形で力を発揮
できている」と述べ、当面統合の考えはないことを示した。
四病協は、全日病、日本医療法人協会、日本精神科病院協会3団体による日本
民間病院連絡協議会と日本病院会で00年7月発足。総合部会を中心に6委員会
と3小委員会が活動を行っている。会員病院は全国の施設の6割を占め、統合
が取りざたされている。
佐々会長はまた、中医協の次回総会で設置が承認される予定の診療報酬調査専
門組織について、「データに基づく改革が緒に就いた。調査に最大限協力し、
出てきた結果についての議論を進めたい」と、全日病として同組織が行う調査
に全面的に協力する考えを示した。