中医協は５月28日の基本問題小委員会で、高度先進医療制度の改正について審
議した。事務局の厚労省が提示した案は、施設について「原則300床以上」の
承認要件を緩和、病床数による制限を撤廃する。また、「高度先進医療担当科
以外に内科、外科などの当直体制」を求めた要件を緩和する。

下村委員は「リスクへの対応をちゃんとしなければならない」と発言。診療側
委員の青柳俊日本医師会副会長は「緩和によってどのような医療機関が手を挙
げることが予想されるか」について説明を求め、結論は６月４日の次回会合に
持ち越した。