４月23日、興和と日産化学が共同開発したHMG‐CoA還元酵素阻害剤pitavastatin（国内開発番号：NK-104）について、欧州、カナダおよびアフリカ諸国の一部における準独占的な権利を取得したと発表。欧州において、興和および日産化学と同剤を共同開発していた仏ネグマ社を、ノバルティス社が買収したことによるもの。興和は、欧州各国における同剤の共同販売権、ならびにトップランクのメーカーをパートナーに指名する権利を保有する。また、ノバルティスと日産化学は米国における同剤に関する特許権を共有するとしている。同剤は現在、国内で申請中のほか、欧州でフェーズⅢ準備中、米国では興和、日産化学、三共によりフェーズⅡの段階にある。