武田薬品工業
公開日時 2001/04/19 23:00
4月20日、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患の病態形成に関与する疾患特異的変動遺伝子を解明したことを発表した。マウス遺伝子Gob-5と、それに相当するヒト遺伝子CLCA1であり、今後は呼吸器疾患の重要な創薬ターゲットになり得る。すでに同社はCLCA1を標的とした探索系を構築し、CLCA1蛋白質のイオンチャネル活性を阻害する低分子化合物の探索を開始しているという。研究の詳細は4月10日発行の米国科学アカデミー紀要「Proceedings of the National Academy of Science of the U.S.A」に報告されている。