６月19日、都内でW.シュピナー・独バイエル社経営委員会委員（専務）が会見し、アジア地域における事業拡大計画を発表。東南アジア・中国・日本に合計約60億ドルを投資し、2010年までにグループ総売上高（2000年度309.71億ユーロ）に占めるアジアのシェアを16％（同49億ユーロ）から25％に引き上げるとした。東南アジアと中国では高分子材料の生産施設拡大に40億ドル、日本ではライフサイエンス分野における革新的製品パイプライン強化を優先課題とし、医療用医薬品および農薬事業に研究開発費として合計約2400億円（20億ドル）（投資期間は94年～2010年、実績は年間110億円・うちヘルスケア90億円）を投入する計画。なお同日、K.クレデーン・バイエル代表取締役社長兼日本・韓国バイエル代表が６月30日付けで退任し、後任にM.ポートフ氏（現中国バイエル社社長）が就任する役員人事も発表された。