６月25日、「日本の製薬業界の新しい選択肢」と題したセミナーを都内で開催し、CSO活用のメリットや留意点についての講演が行われた。講演のなかで、ダン・フェルドマン・イノベックス事業本部長は、製薬業界のアウトソーシングの活用について、①人員の大幅削減時、②人員拡充の制限時、③合併時の人員削減の発生時、④新製品発売の防衛戦略上、④特定地域の強化時、⑤末端レベル製品の販売援助、⑥特定医薬品の試験市場時、⑦採用戦略上――を最も効果的な導入のタイミングとしてあげた。また、同氏は日本の製薬業界におけるCSOの比率が５年以内に「１割近くになるのではないか」との見方を示した。