日本製薬工業協会
公開日時 2002/06/18 23:00
会員会社33社の02年3月期決算概要を18日発表。売上高6兆436億円、当期利益6187億円で、前期比4.9%増収、36.1%増益だった。営業利益は1兆348億円(5.3%増)、経常利益は1兆1343億円(8.6%増)。薬価改定の狭間の年に加え、米国を中心とした海外市場が拡大したことで、売上高が6兆円の大台に乗った。国内外別内わけは、国内がほぼ横ばいの4兆7497億円、海外は25.3%増えて1兆2939億円。海外比率は21.4%だった。当期利益の大幅増は、前期に計上された会計基準変更に伴う特別損失が減少したため。本業のもうけを示す営業利益では5.3%増と、堅調に推移している。ただ、33社中、増益だったのは13社、減益が20社で、バラツキがみられる。研究開発費は7378億円、売上高比12.2%。今期は薬価改定の影響などから3.5%増収、0.1%減益と予想。