武田薬品工業
公開日時 2002/06/29 23:00
27日、Aii受容体拮抗剤カンデサルタン(国内製品名:ブロプレス)の大規模臨床試験SCOPEの結果が初めて報告され、カンデサルタンが高齢の軽症高血圧症患者の非致死的な脳卒中の発症を減少させるとともに、認知機能を維持することが明らかにされたと発表。プラハで開催された国際高血圧学会と欧州高血圧学会の合同会議で報告されたもの。 SCOPE試験は、軽症高血圧症患者(拡張期血圧90~99mmHg/収縮期血圧160~179mmHg)の高齢者(70~89歳)4964例を対象にした国際的な無作為プラセボ対照多施設試験。カンデサルタン投与群では、非致死的脳卒中の発症がプラセボ群に比べ28%有意に低下し、主要な心血管系イベント(心血管死、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中)も低下させる傾向(11%リスク低下)が示された。さらに、認知機能の評価スコアMMSEを用いた評価では、降圧治療が認知機能の悪化や痴呆の発症リスクを増加させないことが証明された。試験は、カンデサルタンを海外で共同販売する英アストラゼネカ社が実施。