クインタイルズ・トランスナショナル･ジャパンは27日、治験検査受託サービスなどの提供を目的に、臨床検査受託事業最大手の株式会社エスアールエルと戦略的提携契約を締結した。これにより、クインタイルズ・トランスナショナル･ジャパンが受託している治験に関しては、SRLのリソースとネットワークの利用が可能となり、治験のスピードアップが図れるとしている。また、クインタイルズ・トランスナショナルの持つ欧米の施設と合わせて、日米欧の３極同時開発も進めやすくなる。　SRLが臨床検査を受託している医療機関は、500床以上の病院では85％、300床以上でも75％に達し、ほとんどの国公立病院をカバーしているという。　両社はさらに、サイト・サポート・サービス（病院内での治験サポート）、遺伝子解析を含む専門的検査サービスでも協力関係を模索するとし、共同運営委員会を設置して具体案の検討を進めている。