大塚製薬、使いきりβ2刺激薬発売
公開日時 2002/08/29 23:00
大塚製薬は9月6日から気管支拡張剤メプチン吸入ユニット0.3mlとメプチン吸入液ユニット0.5mlを発売する。両剤は、β2刺激薬として、1回の使用量を1ユニットとして製剤化した日本で初めての1回使い切りタイプ(ユニットドーズ製剤)の吸入液。1回使い切りタイプのため秤量の手間がなく臨床現場で簡単に使用できるメリットがあり、気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫に効能効果を持つ。メプチンの主成分である塩酸プロカテロールは、大塚製薬が73年に合成したβ2刺激薬で、微量で強い気管支拡張作用を発揮することに加えて、効果発現も速やかで、長時間作用が持続する。また、気管支平滑筋のβ2受容体への選択性が高く、長期間連用しても耐性は認められていない。