エスエス製薬は12月10日、環境マネジメントシステムの国際標準規格「ISO14001」の認証を、北海道（石狩市）、名古屋（愛知県江南市）、九州（福岡市）の３物流センターが取得したと発表した。98年７～８月の成田（千葉県成田市）、福島（福島県浪江町）、富山（富山県新湊市）３工場と、02年９月の東日本（栃木県南河内町）、大阪（大阪府摂津市）２物流センターに続く認証で、全工場と物流センターの認証が完了した。生産から物流までの全過程で環境マネジメントシステムを確立したのは大衆薬メーカー初という。認証取得でセンターは、医薬品、医薬部外品、雑貨や販売促進物の入出荷に関し、①エネルギー使用節減②紙など資源の使用節減③廃棄物の再利用――を推進するための環境マネジメントが求められる。同社は97年に環境委員会を設置し、環境憲章を制定するなど環境問題に取り組んできた。登録、審査はいずれも日本規格協会マネジメントシステム審査登録センターが当たった。