日本新薬 米から急性白血病用薬を導入
公開日時 2002/12/17 23:00
日本新薬は12月17日、米セル セラピューティクス社の子会社、CTIテクノロジー社と、再発性及び難治性の急性前骨髄球性白血病治療剤「トリセノックス注射剤」の導入開発と販売に関する契約を結んだと発表した。これにより日本新薬は、同剤の日本、韓国、台湾での独占的販売権を取得。04年中ごろの国内発売を見込んでいる。急性前骨髄球性白血病は急性骨髄白血病の一種で、日本では年間10万人当たり2~3人が発生する急性骨髄白血病のうち約15~20%を占める稀少疾病。そのなかでも再発性および難治性の患者に対しては現在有用な治療法がないとされている。