武田薬品 国際戦略4品目好調
公開日時 2003/01/28 23:00
武田薬品工業は1月28日、02年度第3四半期までの主要品目の売上高と開発品目の進捗状況を発表。9ヵ月間で、国際戦略製品の前立腺がん・子宮内膜症治療剤「リュープロレリン(国内製品名:リュープリン)」が全世界で1479億円(前年同期比8.8%増)、消化性かいよう治療剤「ランソプラゾール(タケプロン)」が3473億円(9.2%増)、高血圧治療剤「カンデサルタン(ブロプレス)」が802億円(32.0%増)、糖尿病治療薬「アクトス」が1142億円(15.7%増)と、全4品目とも増加。為替の円安基調も好影響をもたらした。国内の医療用医薬品は、薬価引き下げの影響で抗生物質などの既存品を中心に前年同期を下回ったが、「ブロプレス」が549億円(32.9%増)、「タケプロン」が265億円(26.3%増)と海外同様伸長したほか、糖尿病食後過血糖改善剤「ベイスン」も402億円(8.3%増)を売り上げた。5月に新発売した骨粗しょう症治療薬「ベネット」は同四半期に16億円の売上、当期累計では37億円だった。開発状況では、12月に日米欧で4品目を承認申請。「タケプロン」のカプセル小型化を日本で、タケプロンの注射用製剤「プレバシド」を米国で申請。高血圧剤のカンデサルタンと利尿剤のヒドロクロロチアジドを配合した「ブロプレスプラス」を日本で、「アクトス」の単剤療法を欧州で申請している。さらに、1日1回投与の骨粗しょう症治療薬「ベネット」の週1回投与製剤についても、同四半期中に日本でフェーズⅢ段階に入った。