イレッサ専門家会議が中間報告をまとめたのを受けアストラゼネカは２月６日、医師や患者に対する「間質性肺炎の早期発見と治療方法」について改めて発表した。「投与に際して」では、「間質性肺炎、肺線維症患者、肺機能の弱い患者、全身状態の悪い患者には慎重に投与する」「４週間を過ぎて間質性肺炎が発症し同じような経過をたどる場合があり投与中は十分注意する」「患者、家族と十分に効果と副作用、危険因子を伝え納得、同意してもらった上で投与する」――ことを求めた。「早期診断」については、「熱、乾いたせき、息切れなどが出たらすぐに主治医に連絡し受診する」「症状に異常がなくても主治医は聴診を注意深く実施」「異常をみたら速やかに確定診断と他疾患との鑑別のための検査を進める」――ことを、「治療指針」では、「間質性肺炎が疑われたら直ちに投与中止」「早期にステロイドパルス療法などの積極的な治療を行う」「ステロイド療法など詳細は専門医に相談」――を掲げた。