アストラゼネカは６日までに、02年のグループ売上高178億4100万ドルで前年比９％伸びたと、英アストラゼネカ社の発表を伝えた。営業利益は５％増の43億5600万ドル、１株当たり利益は７％増の１ドル84セントだった。抗精神病剤「セロクエル」が67％の好調な伸びを示し、11億4500万ドルを売上。「10億ドル」の大台に乗る「メガブランド」に成長した。また、昨年７月に日本で先発上市した抗がん剤「イレッサ」は、6700万ドルを売り上げた。地域別に見ると、日本は売上９億7700万ドルで21％増。「イレッサ」の上市や、消化性かいよう治療剤「オメプラール」が引き続き好調だったため。